皆さん今回は「借金」と「お金」の話をしていきたいと思います。
皆さんはクレジットカード会社のリボ払いをして、お金を毎月払っていた経験や,今リボ払いをしている人もいると思います。
結論からお伝えします。
弁護士びーの
というわけで,この記事を見れば,なぜ借金をしてはいけないのか。そして借金を重ねた先に待っている悲劇について理解することができます。
そして,仮に借金を重ねた先に待っている悲劇があなたを襲ったあとどのようにすれば救われるのか。
債務整理のポイントについてもお伝えできればと思います。
これであなたも「借金」と「お金」のことを理解して,安心した生活を送ることができます。
ぜひ最後までご覧ください。
- 品川区で弁護士をしています。
- 弁護士7年目
- 債務整理はここ数年で債権者との交渉を多数対応しました。
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目次
1 借金をしていけない理由
(1)借金が減らないのはなぜ?
読んでくださっている方の中で借金をしている方もいるかと思います。
その中で,借金を返済したときにもらえる明細やweb上での詳細を確認したことがある方はどの程度いるでしょうか。
実は債務整理を希望する方の中でも明細を見ている方は少ないのです。
しかしその明細に記載している事項を見れば,借金が減らない理由は一目瞭然です。
ではどうして借金が減らないのかを下の図を見ながら考えてみましょう。
例として,3社から200万円の借り入れをして,月々6万円の返済をしている(年利18%)としましょう。
この場合,元金である200万円に返済される金額を計算すると,実は,月々6万円支払っても約3万円しか元金は減りません。
つまり,3万円は利息に持って行かれているということになります。
相談者
弁護士びーの
相談者
弁護士びーの
どういうことでしょうか?
というわけで,上で私が話した通り,借金の利息は1日ごとに経過した日数に応じて増えていきます。
だから,1日も早く借金を完済する必要があるんです。
皆さんも1日1000円,1ヶ月で3万円あったら別のことができると思いませんか?
利息に払うのはドブにお金を捨てていることと同じ意味があると覚えてください。
(2)多くの人がハマる罠
ではなぜ借金をどんどん増やしてしまう人がたくさんいるのでしょうか?
実は「負のループ」にはまっている方を相談者さんの中にたくさん見つけることができました。
- 返済をしようと思ったときにお金が足りなくなり
- 別の金融機関から借り入れをして返済に充てると次は新たに借り入れた金融機関への返済があります
- そうすると、また別の金融機関に借入をして返済をすることになります。
結果的には,借金が利息と合わせて雪だるま式に増えていくことになります。
最後は借り入れができなくなって,返済もできなくなってしまいます。
でもこれで終わらないのが借金の怖いところです。
(3)止まらない消費者金融からの取り立て
①ブラックリスト入り
皆さんが借金を払えなくなって,滞納したとしましょう。
そこで,消費者金融が「はいそうですか」と言ってあきらめるわけがありません。
通常は,消費者金融から取り立ての電話が何度もかかってきます。
それでも払えないと,信用情報機関に登録されてしまいます。
いわゆる「ブラックリスト」というものです。
相談者
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②裁判(訴訟提起)
それでも支払えないと,消費者金融は,地方裁判所又は簡易裁判所に貸金の返還請求訴訟を提起します。
この訴訟は,もしあなたが裁判に出たとしても勝つことはできません。
③強制執行
この段階で和解をしないと,次は財産を差し押さえられてしまいます。
この場合の,財産は,「給与」です。
消費者金融からお金を借りる際,勤務先を聞かれませんでしたか?
その勤務先があなたに支払っている給与の4分の1を差し押さえられてしまいます。
この状況までいたると手の施しようがありません。
皆さんいかがだったでしょうか。
これが多額の借金を抱えた先に待っている悲劇なのです。
では,悲劇を起こさないためにはどうすればいいのでしょうか?
その解決方法こそ,国が認めた借金の整理方法,「債務整理」なのです。
2 債務整理による借金問題の解決
(1)債務整理とは?
そもそも,債務整理とは,なんでしょうか?
相談者
弁護士びーの
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(2)自己破産・民事再生・任意整理の違い
簡単に3つの債務整理の方法を大きく分けるとすれば
- ①利息をカットして,元本を分割払いで返済するパターン
- ②利息も元本もカットしてしまうパターン
皆さんどちらがいいでしょうか。
相談者
弁護士びーの
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(3)自己破産・民事再生・任意整理のメリットとデメリット
①自己破産
自己破産のメリットは借金が0になることに尽きます。
自己破産の場合,国に払う税金の滞納分等の一部の債権を除き,借金の返済をする必要がなくなります。
- 信用情報機関(ブラックリスト)に登録される
- 名前が官報に載る
- 職業の資格制限がある
- 価値のある財産については処分される
自己破産のデメリットは,いくつかありますが,大きいものでいうとブラックリストに登録されて,クレジットカードを新たに作ったり,住宅ローンを借りられなくなったりします。
大体7〜10年程度の期間と言われています。
②民事再生
- 将来の金利が0%になる
- 原則として3年で返済し終わる
- 借金が原則として5分の1になる(最低でも100万円)
- 資産の処分がされない(住宅ローン等)
民事再生のメリットは借金を減額した上で,金利もつかず,資産も残しながら返済ができます。
あまり使われていない手続ですが,私の事務所ではかなり件数をこなしている手続ですので,ご相談お待ちしてます。
- 信用情報機関(ブラックリスト)に登録される
- 名前が官報に載る
- 安定した収入が必要
- 裁判所の手続が破産に比べて複雑
民事再生のデメリットは,いくつかありますが,大きいものでいうと,自己破産と同じくブラックリストに登録されてしまう点があります。
また,裁判所での手続きも大体半年以上はかかります。
時間はかかりますが,効果のかなり大きい債務整理の方法といえます。
弁護士さえ慣れていれば使いやすい手続ですね。
③任意整理
- 将来の金利が0%になる
- おおよそ5年で返済し終わる
- 職場や家族に知られることはない
- 実生活への影響は小さい
任意整理のメリットは借金を減額した上で,金利もつかず,資産も残しながら返済ができます。
ある意味,裁判所を使わない民事再生だといえばイメージしやすいと思います。
債務整理の中で一番使われている手続です。
任意整理については,別の記事で詳細をお伝えしたいと思っていますので,興味がある方はそちらもご覧ください。
(準備中)
- 信用情報機関(ブラックリスト)に登録される
任意整理のデメリットは,ブラックリストに登録されてしまう点があります。
ただし,5年程度でブラックリストから削除されますので,自己破産や民事再生に比べると期間は短くなっているものと思われます。
期間的にも半年程度で終了するため,精神的な負担も小さいと思います。
(4)それぞれの手続について
債務整理といっても,3つの種類があり,みなさんの借金の状況や生活の状況に応じて,弁護士が適切な手続を選択します。
詳しいそれぞれの手続きの流れについては,別の記事で解説していきたいと思っています。
そちらもぜひご覧ください。(準備中)
3 まとめ
今回は,なぜ借金をしてはいけないのか,そして債務整理のポイントをまとめてみました。
皆さんも借金に困ったらすぐ弁護士さんに相談してみてください。
もし,分からないことがありましたら,「品川区の弁護士びーの」にご相談ください。
また,借金のお話については,YouTubeの動画もありますので,そちらをご覧ください。
では今回の記事について復習していきましょう。
- 借金を借りてはいけない理由は,「利息」にある。
- 利息は毎日増えている。
- 借金の返済ができなくなったとしても消費者金融は逃がしてくれない。
- 借金で困ったら早めに債務整理の相談を弁護士にする。
- 債務整理は,自己破産・民事再生・任意整理の3種類がある。
- 債務整理は,大きく二つに分けると,自己破産のように①利息をカットして,元本を分割払いで返済するパターンと
- 任意整理や民事再生のように②利息も元本もカットしてしまうパターンがある。
- 自己破産・民事再生・任意整理はそれぞれメリットデメリットがあるので,弁護士さんにどの手続がいいか相談して決めるようにする。
- もし,困った際は,品川区の弁護士びーのに相談してください。
ではまた次回の記事をお楽しみに〜