最近コロナ騒動でなかなか相談者さんと直接会えない状況が続いていました。
そこで弁護士ビーノは「法律相談でLINE導入!」ということを行いました。
【法律相談をLINEで】
コロナになってからなかなかお会いできないので,LINEで法律相談を受けていたので実感を少しお伝えします。
✅相談者さんの相談に対する壁が小さい
✅ファイルのやりとりができるので便利
✅自動応答で対応してくれる一次受付としては最適ですが,皆さんどう思います?
— 弁護士ビーノ⚖動画クリエイター×AI研究 (@bino_bengoshi) May 29, 2020
Twitterでもこのようなツイートをさせていただいたのですが,あまり弁護士でLINEを相談の中核に据えている方は少ないかと思います。
しかし,これからの時代は以下の流れになっていくと私は感じています。
- リモートワークの流れには逆らえず,弁護士事務所もオンライン化
- どんどん弁護士の地方進出が始まる
- 2022年に始まる裁判のオンライン化がそれらを支える
そこで今回は,法律相談をLINEでやってみて弁護士が思うメリット・デメリット,そして実際にやってみた感想をお伝えできればと思います。
この記事を読むことで,LINEを業務に組み込む際の参考になればと思っています。
また,SNSからのLINEへの流入の際に気をつけるべきことがわかります。
ではいきましょう。
- LINEはこちら
- 品川区で弁護士をしていますびーのです。
- 弁護士びーのは7年目
- LINE@での相談はすでに3ヶ月以上継続しています。
- もし困った際は,品川区の弁護士びーのが対応致します👍
- Twitterはこちら
目次
1 LINE法律相談の流れ
LINE法律相談の基本的な流れは以下の通りです。
- Twitter・YouTube・ブログから流入
- 応答メッセージを設定しておく
- メッセージが来たらアプリかPCで返信して相談内容を聞いていく
- 詳細を聞くためにzoomミーティングができるように日程調整
- zoomで更に法律相談を進めていく
最終的にzoomでのミーティングになるわけですが,その前段階としてのやりとりをLINEで行うことにしています。
おおよその相談内容を聞くことができるので,やはり便利です。
では,弁護士ビーノが実際に体験してわかった,具体的なLINE法律相談のメリット・デメリットについてみていきましょう。
2 LINE法律相談のメリット
ではLINE法律相談のメリットはどこにあるでしょうか。
いくつか弁護士ビーノが実際に行って感じたことをお伝えしたいと思います。
(1)法律相談に対する壁が低くなる
まず,文字だけでなく,絵文字等も使いやすく,相手に柔らかい印象を与えることができると思いました。
また,ある意味距離感が縮まるので,相談者さんも弁護士に対して話をしやすいのではないかと感じています。
さらに,LINEはほぼスマホからの操作によるものが多いので,直感的な操作ができ,隙間時間にも相談できることから相談の幅が広がる印象を持ちました。
加えて,どの世代(20代〜50代)にもスマホ・LINEが浸透しているのか,全ての世代で利用してくださる状況です。
これは,今後もLINEでの法律相談の利用者が増えていくと思っています。
そして,弁護士ビーノ自身が,相談者さんの「今」の悩みにすぐ対応できることが素晴らしいなと感じています。
どうしてもメール等だとタイムラグがあったり,時間差があります。
それをLINEは全て解決しているのではないかと思っています。
(2)ファイル送信が簡単にできる
LINEの場合ですとkeep等の機能を使って,写真やファイルを容易にアップすることができます。
しかもある程度大きいファイルでも送れることから,LINEの利便性の高さは,メールよりも上であると感じました。
特に最近は,スマホから撮影した写真・音声が多いことから,LINEを介したダイレクトな送信は,とても親和性があります。
実際,相談者さんに「これ送って」「あれ送って」とお伝えすることが多いのですが,比較的困ることなく送信してくださいます。
(3)自動応答が使える
LINEのオフィシャルアカウントの場合,営業時間を設定し,営業時間外に関しては,自動応答という機能を利用して,返信を求めることもできます。
また,最初のメッセージに対して,自動応答を設定し,質問内容に先に答えてもらえるようにしています。
自動化は大事です。
3 LINE法律相談のデメリット
逆に,LINE法律相談のデメリットはどこにあるでしょうか。
これもいくつか弁護士ビーノが実際に行って感じたことをお伝えしたいと思います。
(1)壁が低すぎて離脱がある
確率として非常に高いわけではないですが,離脱もそれなりにあります。
連絡が取れなくなるパターンがないわけではありません。
しかしこの点については,素早い対応とzoomミーティングのアポどりを早くすることによって,基本的に修正可能な部分であると思います。
(2)定型的な対応
自動応答メッセージも便利なのですが,ある程度は自分の色を出しながらメッセージ対応をしていく必要があります。
そのため,個別の相談者さんに応じて対応・メッセージ内容・雰囲気を変えていく必要があるなと感じます。
これは今までになかったスキルの部分であり,LINEレベルのメッセージでもキャラを出す,文章で人を惹きつけるという能力であるため,弁護士が今まで身につけていたスキルとは少し異なります。
この点は,もっと追求していきたい部分だと思っています。
(3)メッセージが多いと忙殺される
これはLINE相談が来すぎると通知も増えるので,ある程度対応を外部委託することも検討しなければならないと思います。
この点については,営業スキルに近いものもあるので,テレアポならぬLINEアポが今後能力として必要になる可能性を感じました。
4 LINE法律相談の感想
結論からいうと,総じてzoomミーティングまでの流れが非常に早く感じます。
基本的にはお困りのみなさんが多いことも影響しているとは思いますが,LINEやネットのリテラシーが高い方が多く,こちらも非常に対応しやすいです。
今後zoomと相まって,法律相談必須のツールになっていくのではないかと思っています。
というわけで,お困りのみなさんがいましたらぜひLINEにご連絡ください。
5 まとめ
では、今回のLINE法律相談に関して、弁護士ビーノと一緒に復習をしていきましょう。
- LINEによる法律相談によって、弁護士との法律相談の壁が低くなっている。
- LINEによる法律相談のデメリットがないわけではない。しかし、いずれも解決できる問題だと弁護士ビーノは思っている
- LINE法律相談とzoom法律相談との親和性が、新たな法律相談の形を生み出していく
今回はこれでおしまい。
また次回の記事でお会いしましょう〜