皆さんは弁護士に相談しようと思ったときにどうやって調べていますか?
先日私のツイッターでこのような投稿をしてみました。
https://twitter.com/bino_bengoshi/status/1257126890596229122?s=20
そして,弁護士を探すときに,こんな悩みを持っていらっしゃる方が多いと思います。
- どこから調べればいいのか全くわからない
- そもそもどの弁護士がいいのか書いていない
- 相談するとお金を取られるんじゃないか
実際,このような悩みを抱えていましたと言われて来所される相談者さんは非常に多いです。
そこで,今回は,弁護士である私が弁護士のネット上での探し方,ネットのどこを見ればいいのか,そして得意分野かどうかをある程度判断する方法についてお話をしたいと思います。
この記事を読めば,これから法律相談をする方・法律相談をしようと思っている方は,より専門性の高い先生に依頼することができ,お金の回収など自分の権利を実現することができます。
また,すでに弁護士に依頼されている方も,他の弁護士さんのセカンドオピニオンを求めるために,専門性のある先生の意見をオンラインや電話で相談することができます。
ぜひ皆さん最後までご覧ください!
- 品川区で弁護士をしています。
- 弁護士7年目
- 2019年度東京弁護士会常議員として弁護士会の動向を考察
- もし困った際は,品川区の弁護士ビーノが対応致します👍
今回の記事では弁護士の探し方を通し,弁護士を簡単に探すためのポイントについてお伝えをします。
目次
1 弁護士を探すためのウェブサイト3選
まず,弁護士を探すためのウェブサイトを3つ紹介します。
今から紹介するウェブサイト以外にも各分野の専門サイトがあるのですが,地域ごとに弁護士を一覧で確認できて,詳細な情報が記載されているサイトや相談がすぐできるようなサイトを紹介します。
①弁護士ドットコム
- 弁護士を地域ごと・分野・お悩み別で検索ができる
- 法律相談のページがあり,相談をすると弁護士が回答してくれることがある
- 見積もり依頼のページがあり,弁護士に費用の確認をすることができる
- 弁護士の登録者数が非常に多い
- ニュースページもあり,充実度が高い
個別の弁護士のページをみてみましょう
これは,弁護士ビーノのページになります。
- プロフィール
- 注力分野
- 解決事例
- 料金表
- 営業時間
- 電話番号
弁護士事務所のホームページよりも丁寧にまとめられてます。
弁護士ドットコムに法律相談に関するアクセスが集中する理由がわかるかと思います。
②ココナラ法律相談
弁護士ドットコムの後発として開始されたのがココナラ法律相談です。
- 弁護士を地域ごと・分野検索ができる
- 弁護士ドットコムより検索に特化しており,余計なコンテンツは少ない
- 弁護士のインタビュー等人柄がわかるようなページがある
- 弁護士に対して法律相談ができる
- 弁護士の登録者数は弁護士ドットコムほどではないが増加中
現在弁護士ビーノはココナラ法律相談には登録していません。
③日本法規情報
弁護士ドットコムやココナラ法律相談と少し毛色は違うサイトとして日本法規情報が展開している「相談サポート」についてもご紹介します。
- 相談内容に応じてキーワード検索ができる
- 日本法規情報に電話をするとオペレーターが相談聞き取りをしてくれる
- 聞き取りをした内容に合う弁護士に相談内容を送付し,相談に乗ってくれる
- 弁護士以外の士業も登録している
日本法規情報は,電話での一次受付をするという特徴があります。
自分では何の分野についての相談かわからない,弁護士と早めに相談したいという方は,日本法規情報を使用しても良いでしょう。
なお,弁護士ビーノは日本法規情報には登録していません。
④各弁護士事務所のHP
各弁護士事務所は独自のホームページを持っているので,問い合わせページから連絡するという方法もあります。
こちらの場合は,自分で問い合わせ内容を記載し,資料をまとめて,相談をすることになります。
なお,相談の仕方については,【まとめ】「はじめての法律相談」気をつけたいポイントにて説明をしていますので,そちらをご覧ください。
【まとめ】「はじめての法律相談」気をつけたいポイント2 ウェブサイトのどこを見ればいいのか(弁護士ドットコムを例に)
相談者
弁護士ビーノ
皆さんは,弁護士の情報を見るときにどこを見ますか。
実は,見なければならないポイントは1〜2個しかありません。
他の記載を見ても,本当に自分の相談内容と合う弁護士なのか,専門家なのかは判断がつかないと思います。
ではポイントを確認していきましょう。
今回は弁護士ドットコムを例に上げて,ポイントを押さえていきます。
①得意分野?
例えば,私のサイトを例に考えてみましょう。
注力分野ということ,8つの分野が登録されています。
ただし,これはあくまで登録をしているだけなので,その先生が全分野に強いかは別です。
正直私もこの分野全てに精通しているわけではありません。
したがって,この分野の項目をみても,本当に自分の相談内容と合う弁護士なのか,専門家なのかは判断がつきません。
②著書
よく弁護士事務所のホームページの弁護士紹介欄にどんな本を書いたかという記載があるかもしれません。
実は,あまり知られていないことなのですが,弁護士が共著で記載している本は,各分野に詳しい先生をかき集めた場合ではないこともあります。
したがって,一概に著書やメディアの紹介歴をみても,本当に自分の相談内容と合う弁護士なのか,専門家なのかは判断がつきません。
③実績
ではどこを確認すればいいのか。
結論からいうと,「実績」の部分です。
弁護士ドットコムには「解決事例」というページがあり,実績を書けることになっています。
弁護士が,「解決事例」のページを偽装することはできないので,本当に自分の相談内容と合う弁護士なのか,専門家なのかが判断できるのではないかと思います。
ただし,実績については,守秘義務の観点から開示が難しい場合もあることや弁護士が独自に開発した解決方法を掲載したくないという観点から,実績を掲載していないパターンもあります。
結局最終的には,電話・メール相談にて回答を確認し,セカンドオピニオンを求めつつ,弁護士を選定する方がいいのではないかと思います。
3 法テラス・弁護士会の無料相談
法テラスとは,国がお金を出して作った法律事務所だと思ってください。皆さんの資産が少ないなどの条件次第で無料の法律相談ができます。
また,弁護士会も無料相談を対応していますので,そちらも気になった方は電話にて確認してみましょう。
4 紹介について
念の為,他の方から弁護士を紹介してもらえるメリットについてもお伝えしておきます。
- 弁護士が高い確率で対応してくれる
- 費用についても融通が効く可能性がある
- 紹介者を裏切れないので,仕事はやり抜く
実際,紹介をもらえると弁護士としては,「前の仕事はきちんとできていたのかもな」と満足する部分もありますので,紹介をもらえるのは嬉しいです。
皆さんも弁護士に困ったら他の方から紹介をもらうのはどうでしょうか。
5 まとめ
今回は,どこに相談すれば弁護士と会えるのか・いい弁護士の探し方についてのポイントをまとめてみました。
この記事を見れば,皆さんも弁護士探しをスムーズに進められるんじゃないかと思います。
もし,分からないことがありましたら,「品川区の弁護士びーの」にご相談ください。
- 弁護士を探す際は,ネットから検索していくのが早い。
- 弁護士を探すときに着目したいのは「実績」。ここは嘘がつけない。
- 無料相談については,法テラスや弁護士会のサイトを参考に探してみましょう。
- 紹介も使い方次第で自分とって為になる先生に当たる可能性がある。
- 困った際は,品川区の弁護士びーのに相談してください。
ではまた次回の記事でお会いしましょう〜